聖書メッセージ19「天国行きのビザ」

これは『銀河鉄道の夜』の主人公であるジョバンニが鉄道の中で車掌に切符を求められ、持っていた紙切れを差し出した場面です。

誰でも、ジョバンニのようにどこまでも行ける切符が欲しいと思ったことがあるのではないでしょうか。受験生であれば大学に入学するために一生懸命勉強しますが、どこの大学へも入れる切符があったらいいのに、と思うはずです。
また外国に行くためには、短期の旅行等の場合を除いて、原則としてパスポートと入国査証（ビザ）が必要です。入国査証とは渡航先の入国許可証のことであり、旅行者がその国に入国する資格があることを裏付ける書類のことです。外国政府はその渡航目的にしたがって審査したうえで入国を許可するかどうかを決めます。

さて、天国に行く場合はどうでしょうか？聖書を見るとはっきりと天国と地獄の存在が記されています。また聖書には、天国に入るには神様が承認する特別なビザが必要だと書かれています。天国に入るビザが発行されるには、まず、人間は罪人であり、天国に入る資格がない者であることを認める必要があります。神様の目から見れば、すべての人が罪人なのです。

「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができません。」
( ローマ人への手紙 3:23)

神様はまるで親が子を無条件に愛すように、いやそれ以上に私たちを愛してくださいました。しかし、私たちは神様を無視して自分勝手に生きてきました。この罪は、あなたの魂を滅ぼすものです。この罪が赦されない限り、あなたは天国へ行くことができません。

しかし、幸いにも、聖書には誰もが天国に入国し、そこに永遠に居住できるビザを取得する方法が書かれています。しかもそれはとても簡単な方法で何の差別もありません。それは、神の御子(イエス・キリスト)を信じる信仰によるのです。あなたが天国へのビザを取得するためには、あなたの罪が赦されなければなりません。人には、その罪を赦すことができません。

歴史的な事実として２千年前にイエス・キリストは、あなたの身代わりになってあなたの罪を背負い、十字架上で死なれ、あなたの罪の代価を、ご自分の命で支払われました。そして、３日目によみがえり、ご自分が救い主であることを証明されたのです。

自分の罪を認め、あなたの罪のためにイエス・キリストが十字架上で死なれ、葬られ、そしてよみがえられたことを信じ、個人的な救い主として受け入れる時、罪が赦され、天国行きのビザが発行されるのです。
「イエスは彼に言われた。「私が道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」（ヨハネの福音書 14:6）

外国に行くのにビザが必要なのと同じように、天国へ行くためには神様が発行する「天国への入国許可証」が必要なのです。それは今も誰でも無料で受け取ることができます。大津キリスト集会では、聖書から真理をわかりやすくお話しています。どなたでもお気軽にお越し下さい。大歓迎です。
文責　時吉信太郎